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お客様インタビュー Vol.06 ダイハツ工業株式会社~リニューアル後の取り組み~

リニューアル後を見据えたアドバイスと継続的な運用サポートで、内製化による自社運営、継続的なコンテンツ追加を実現できました。

リニューアルはゴールではなく、スタート

サイトのリニューアルというと、リニューアル自体にスポットがあたりがちですが、実際にはリニューアル後の運営が大切になると思います。ダイハツ工業株式会社では、リニューアル後に向けてどのような取り組みをされたのでしょうか。

今回の企業情報サイトのリニューアルにあたっては、大リニューアルではなく、CMSを導入することで内製化できる部分を増やし、それ以降の運用コストを下げることをメインに考えました。この方針に賛同してご提案をいただけたのが、ビッグローブ+ワンゴジュウゴでした。
また、リニューアルはゴールではなく、スタートあるいは通過点と考え、そこからいかにPDCAを回していけるかが重要と考えていました。ですからある程度、リニューアルの目処がつき始めた2016年5月頃からは、リニューアル後の半年間のアクションプランについて、細かな計画の立案に着手していました。

正直なところ、リニューアルに向けて一生懸命にやればやるだけ、燃え尽き症候群になる可能性は高いと思います。そんなとき、ビッグローブ+ワンゴジュウゴからリニューアル後の実際のサイト運営にどう取り組んでいけばいいのか、オペレーションも含めた運用者側の観点からのアドバイスをいただけたのはよかったと思います。
そのため、5月、6月からはリニューアル後のアクションプラン立案にさくための時間をきちんと取るようにしていました。
 

実際にはどのようなアクションプランを考えられたのですか。

2015年からWeb担当になり、自分自身が最初は何も分からない状況でのスタートでしたから、情報収集とともに社内・社外でのネットワーク作りに取り組んできました。その過程で、企業のWeb担当者にとって1年間のどの時期にどんなイベントがあるのかは把握できていました。

2016年7月26日のローンチ後、まず取り組もうと考えたのはWebグランプリの「企業グランプリ部門」ヘの応募です。企業グランプリ部門は、参加企業がお互いに審査をし合う「相互審査」形式を取っており、サイト応募と同時に5名以上10名以内で審査委員の登録が必要です。サイトに関わる人同士が評価をしあい、サイトのレベルを上げていこうという趣旨で実施されており、ダイハツ工業としては2016年に初めてサイト応募をしました。

 

Webグランプリで審査委員特別貢献賞を受賞

小林 宏至氏

「Webグランプリでは、リニューアル後の次のステップに進むために参考となるフィードバックが欲しかった」(小林 宏至氏)

Webグランプリヘの応募は、どのような効果を期待されたのですか。

リニューアルを果たしたとはいえ、最低限の内容を行っただけですから、サイトとして改善を続けていかなければなりません。通常は社内やサイト訪問者からのフィードバックを得ることが大半ですが、Webグランプリでは、応募された他社のWeb担当者からのフィードバックを得ることができます。リニューアル後の次のステップに進むために参考となる声が聞くことができればと考えました。

また、当社の体制にも変更がありました。春頃から一部サポートをしてくれていた社員が、リニューアルを機にWeb担当となり、2人体制になりました。新任の担当者は私の時と同様、Webに関しての知識、リテラシーはありませんでした。
Webグランプリに応募するということは、必然的に審査委員も行うということになります。そこで他社のサイトを見ることにより、自然と勉強できます。そしてリニューアルを果たしたとはいえ、当社の企業情報サイトはまだまだ改善の余地は無限にあり、リニューアルを経て、新たにスタートしたのだということを認識して欲しいと考えました。

 

新任担当者の方の教育の場をかねての取り組みでもあったわけですね。

そうですね。審査委員は5名の登録が必要ですが、ダイハツ工業からは私、新任担当者を含め3名で、ビッグローブから2名参加していただきました。審査をするにあたり、私と新任、Webのプロであるビッグローブでは視点は異なるだろうし、コメントの内容にもばらつきがでると思いましたので、ビッグローブに審査の軸となるポイントを決めてもらい、その軸にそって審査し、コメントを書くようにしました。

こうした活動を通じて、新任担当者にはCMSのオペレーションはもちろんWebに関する知識を身につけてもらい、ビッグローブ+ワンゴジュウゴとも同じ目線で話ができるようになってもらえればと考えました。
 

審査委員に関しては、特別貢献賞を受賞されました。

企業グランプリ部門で表彰されたかったですが、今回のリニューアルでは現実的ではありません。しかし、審査委員特別貢献賞は、できることならと考えていました。

理由は2つです。1つ目は、「目標を持って、計画を立てて、努力をすれば、結果が伴う」ということを関与メンバーに実感してもらい、自信につなげたかったからです。もう1つは、外部評価により、社内のWebの取り組みの認知・評価・価値を高めたかったからです。
そういった観点からも「Webグランプリの参加」はよかったと思います。

 

フィードバックを活かした改善の取り組み

Webグランプリを通じて得ることができたフィードバックを活かして、改善の取り組みはできたのでしょうか。

自分たちにはない視点、Webのプロといえる方たちからの声、フィードバックを聞き、ビッグローブ+ワンゴジュウゴのサポートとアドバイスを得ながら、いくつかの改善を実行していきました。

①トップページのグローバルナビゲーションの最適化

リニューアル時にグローバルナビゲーションをどこに持ってくるかは、いろいろと検討しましたし、ビッグローブ+ワンゴジュウゴとも意見交換をしました。その結果、今回はCMSを導入し柔軟性も高まっているので、中段においてみようという結論になりました。リニューアル後に実際の意見を聞いて、違っていれば変更すればいいと考えたのです。

結果としては、Webグランプリの審査委員の意見はグローバルナビゲーションは上に来るのが一般的で、上に統一した方がいいのではないか、というものでした。
そのフィードバックを受け、グローバルナビゲーションを上に変更しました。

②価値あるサイトをめざしての、新規コンテンツの拡充

リニューアル時点で新しいコンテンツを大量に投下するというやり方もあります。でも、私たちはリニューアルがゴールではなく、スタートという考え方でしたし、継続してサイトを訪れてもらったり、必要とされる情報を常時公開していけるようにとCMSを導入しました。
ですからいろいろな新規コンテンツを企画・検討した中で、リニューアル時にはまず「ひと目でわかるダイハツ」を公開しました。
その後、技術コンテンツである「ダイハツのクルマづくり」を公開しました。実は技術コンテンツ、ダイハツの技術を知りたい方がどれだけいるのかがつかみ切れずに、リニューアル時には優先度を下げていました。Webグランプリで得ることができたフィードバックの中にも、企業ブランドを高めていくためにも、コアコンピタンスである技術コンテンツは必要という声が多くありました。

「ダイハツのクルマづくり」については、ビッグローブ+ワンゴジュウゴのサポートのもと、新任担当がほぼ一人で作り上げました。作り上げたというのは言葉通りで、写真の見せ方などWeb技術に関する一部を依頼しただけで、他はCMSを使い、ほぼ内製することができました。
これはCMS導入時に、新たなコンテンツの制作を想定して幅広いテンプレートを予め用意していただいてあったことが大きいと思います。

このように継続的に企画してコンテンツの追加を行いたいという、リニューアルの意図が実現できています。
 

▼フィードバックを活かして、改善の取り組み
Webグランプリ前
▲Webグランプリ前
Webグランプリ後
▲Webグランプリ後

 

CMSと分析ツールの組み合わせでトライ&エラー

リニューアル後にはWebサイト分析ツールを導入されましたね。

以前から導入を検討していましたが、実際の導入はリニューアル直後になりました。サイトの理想像はトレンドでも変わりますし、その時点でいいと考えたことが変わってしまうこともあります。そのためには定点観測をする必要があると考えての導入です。

一つのコンテンツを縦に長くするのか、それとも複数のページ構成にするのか、どちらがいいかは意見が分かれるところです。例えばスマートフォンなら縦に長い方がいいでしょうし、パソコンならいくつかのページに分けた方がいいという意見もあります。
新規コンテンツで、実際に縦に長い場合、下まで読んでもらっているのか、また複数ページの場合、次のページに飛んでいるのかを確認する必要がありますので、Webサイト分析ツールは必要でした。

 

Webサイト分析ツールを使用した効果についてはいかがでしょうか。

以前ニュースリリースはPDFで掲載していましたが、リニューアル後はhtmlでも掲載できるようになりました。そこでニュースリリースのページ下に関連リンクを挿入してみました。例えば新車の発表であったなら、コマーシャルや新技術など関連するリンクを入れてみたのです。そして分析ツールでリンクの使われ方を分析し、使われないなら止めればいいと考えていました。結果としては、かなり使われていることがわかりましたので、この取り組みは続けています。

こうした取り組みも、すべてを外部に依頼していたとしたら、試してみたくとも費用も時間もかかってきますから、気軽にトライすることはできません。でも、CMSがありますから、担当者の一手間でトライ&エラーができるのです。

同様にトップページのスライドバナーについても改善ができました。スライドバナーには20近くのコンテンツを入れられるようにCMS導入時に設計してもらっていました。しかし、リニューアル直後は運用側の思い込みで、ページを開いたときに見ることができる4つに重要なコンテンツを入れ、そこを置き換えていくという考え方をしていました。
これも分析ツールで見たところ、最初から見えている4つでなく、関心がある方はきちんとスライドして見てくれていることがわかりました。そこで、コンテンツを絞るのではなく、優先順位をつけるという考え方に変えることができ、社内的な検討の時間の軽減もできました。

 

企業情報サイトが自動車業界において2016年は3位の評価に

2016年12月に結果が公表された「企業情報サイトランキング」について、どのようにお考えですか。

トライベック・ブランド戦略研究所の「企業情報サイトランキング」は毎年12月に調査結果が公表されます。時期としては、リニューアル後、PDCAを回しながら半年近くが経つタイミングでしたから、自分たちの企業情報サイトがどう評価されるのかを知るにはいいタイミングと考えました。その調査に対応するために、実は無理を言って技術コンテンツ「ダイハツのクルマづくり」を11月にアップしてもらってもいます。

結果は、2015年が240社中155位、2016年は58位でした。
自動車業界においては2015年が6位、2016年は3位になりました。

ランキングの結果は、潤沢な予算があればスコアも上がり、上位になると思われがちですが、今までお話ししてきたように、ダイハツ工業の場合、同業他社と比較すれば恐らく少ない予算と人員で取り組んできましたので、企業情報サイトの価値向上はもちろんのこと、費用対効果の高さで社内の評価も上がりました。
限られたリソースで取り組んでひとつの成果を出せましたので、社内からの相談も増えましたね。

 

新規コンテンツはその後も順調に増えているのですか。

新規コンテンツとしては、いくつか実際に立ち上がり成果を出しています。

①広報内のシナジーを生んだ「メディア掲載紹介」

広報にはメディアリレーション担当がおり、さまざまな媒体に記事を書いていただけるようメディアとコミュニケーションを図っています。そこで掲載された記事に関して紹介を行う「メディア掲載紹介」を立ち上げました。リソースが限られている中、新しいコンテンツを頻繁に制作して更新できるわけではありませんので、こういったコンテンツづくりの工夫も必要だと考えました。これにより、今まで以上にメデイア担当と私たちWeb担当のリレーションが密になるというシナジーも生まれています。

また、広報内ではいままで上記のような記事をコスト換算する場合、同スペースの広告費用として換算して効果としてきました。それも分析ツールの応用で、お客さまの反応・つぶやきを分析することで、どんな内容に対して反応しているのかがわかりますので、新しい切り口として広報の取り組みにも貢献できると考えています。

②企業情報サイトと同じプラットフォーム上に新しいサイトを構築

クルマのデザイン部門がデザインに関するサイトを作りたい、Webを活用していきたいという相談があり、新たなコンテンツとして「ダイハツのデザイン」を企業情報サイト内に追加しました。これはデザイン部門からの相談がきっかけでできたもので、企業情報サイトの実績が社内に浸透してきた一例ともいえるでしょう。
 

ダイハツのデザイン
 

 

 

深い理解と先を見据えたアドバイス、サポートがいただけるビジネスパートナー

企業情報サイトのリニューアルとその後のアクションプランなど、ビッグローブ+ワンゴジュウゴとの一連の取り組みについて評価していただけますか。

まず、私たちがCMSを導入して内製でやりたい、という方針をきちんと理解した上で、導入したCMSの選定を含む全方位でのご提案とサポートに対して感謝しています。ビッグローブには、インフラやセキュリティ等、私たちだけでは難しい領域を安心してお任せすることができましたし、必要となるクリエイティブではワンゴジュウゴをマッチングしてくれたおかけで、大きな成果を上げることができました。

単にリニューアルをするのではなく、ダイハツ工業のビジネスや社内事情、そして実際の運用についての深い理解と先を見据えたアドバイス、サポートがいただける、よいビジネスパートナーを得ることができたと考えています。
今後とも新たなご提案だけでなく、日常的なサポートも含め、よろしくお願いします。

 


新たな変化に対しても十分なサポートをしていきたい

主任 小山 悟氏

ビッグローブ株式会社
法人サービス事業部
マネージャー 小山 悟氏

ダイハツ工業様の企業情報サイトのリニューアルからその後の運用まで、一連の業務に一緒に取り組ませていただいています。当初お話があったときは、ダイハツ工業という上場企業の企業情報サイトでしたが、実際にリニューアル作業が進み始める段階では、トヨタ自動車の完全子会社としての企業情報サイトになり、ここで大きな変化がありました。
そして2017年3月にダイハツ工業様は110周年を迎えるとともに、2025年までの中長期経営シナリオ「D-Challenge 2025」を発表されました。刷新されたグループスローガン「Light you up」のもと、新たなダイハツブランドの確立に向けて動き出されています。今後ともワンゴジュウゴとともに、企業情報サイトを通じてこうした変化を発信していくお手伝いを続けていきたいと考えています。


 

リニューアルについてはこちらでお話しいただいています!

お客様インタビュー Vol.05 ダイハツ工業株式会社

ダイハツ工業株式会社は、企業情報サイトのリニューアルにあたり、ビッグローブの「BIGLOBE Webホスティング Pattern Style CMS」を導入しました。ワンゴジュウゴはサイト制作業務をご支援しました。もともと商品情報サイトと同ドメインで運用されていた企業情報サイトを分離・移転した経緯、そしてリニューアルの効果について詳しく伺いました。

 


本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

取材制作:カスタマワイズ

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