【受注先が全国区に拡大】ビジネスターゲットに刺さるデザインによるサービスサイトリニューアルで訴求力アップ- ダイオーミウラ

SITE DATA

クライアント
ダイオーミウラ株式会社
公開日
2024年11月
デバイス
PC・スマートフォン
URL
http://campaigncandx.jp/

2022年4月1日、大王グループにおける印刷会社5社が合併し、各種印刷事業から情報コミュニケーション事業まで対応するトータルソリューション企業へと生まれ変わったダイオーミウラ株式会社(以下、ダイオーミウラ)様。

弊社ワンゴジュウゴは、ダイオーミウラ様が手掛けるキャンペーン支援事業「キャンペーン缶DX」のサービスサイト制作をお手伝いさせていただきました。旧来のサイトからの刷新に至ったきっかけや効果、弊社サービスへの感想についてお話を伺いました。

<ご依頼主紹介>
ダイオーミウラ株式会社

ダイオーミウラ様は、各種印刷物の制作を中心に、キャンペーンやイベントのプランニングから実行までを可能にするソリューションを提供する総合印刷企業です。

企画・開発本部
セールスプロモーション部WEB推進課専門課長
高木 誠氏

管理本部
総務部総務課担当課長(広報担当)
小島 みどり氏

※内容は2024年11月時点のものです。


    合併を見据えたキャンペーン支援サービスサイトのリニューアル

    キャンペーン支援サービスサイトのリニューアルの話が動き出したのは、2021年初旬のこと。ダイオーミウラの合併元のひとつである三浦印刷株式会社に所属していた高木さんは、当時展開していたキャンペーン支援サービス「ミウラの缶」の見直しの必要性を感じていたといいます。

    「三浦印刷は当時、東京都墨田区に会社を構えており、関東地方を商圏としていました。ホームページリニューアルの話が持ち上がった背景には、合併後に大王グループの商圏である全国のお客様にアピールできるよう、サービスを強化し見直す必要がありました」

    当時、キャンペーン支援のパッケージサービスを展開していたのは、自社を含め数社程度。競合先はシステム系の企業だったため、キャンペーンに必要な印刷物の提供や、店頭のプロデュースを得意とする自社の強みは明確でした。そのストロングポイントを全国に届けるためには何が必要なのか。高木さんは「キャンペーン担当者の目を引くデザインと、全国のキャンペーン担当者にタッチするためのマーケティング力が鍵だった」と言います。

    「印刷会社はお客様からご依頼をいただいて、初めて仕事が生まれる受託事業です。自分たちから売り込める飛び道具の必要性も感じていました。WEBを通じてお客様にサービスを届けるために必要なものは何かと考えた時に、しっかりとしたサービスサイトをお客様へ確実に届けることだという答えに行き着きましたので、クリエイティブとマーケティングの両面に強い会社さんと組みたいと考えていました」

    コンペを勝ち抜いた理由は「クリエイティブのクオリティ」

    (提案時のデザイン)

    ダイオーミウラとワンゴジュウゴの契機は2010年頃。墨田区で行われたイベント関連のクリエイティブの制作依頼からお付き合いがスタートしました。「伝統工芸品を紹介するサイトはビジュアルが大切」を掲げる高木さん曰く、ワンゴジュウゴのクリエイティブのレベルは非常に高く、信頼できたといいます。その実績から今回のリニューアルにおいても真っ先に依頼先の候補に挙がった一方で、ダイオーミウラではあえて3社によるコンペを実施しました。

    旧知の仲であるワンゴジュウゴに即決しなかった理由について、高木さんはマーケティングの重要性を挙げました。

    「今回のサイトリニューアルはクリエイティブのレベルも重要ですが、やはりマーケティングが一番の課題でした。いかに多くのお客様にアプローチし、コンバージョンまで持っていくか。ダイオーミウラとして新しい知見を得るという意味も含めて、マーケティングに強い会社であることを重視していました」

    3社から提案を受けたダイオーミウラでは、チームメンバーと一緒に比較検討を行ったといいます。提案資料を比較しながら何度も話し合いを繰り返して依頼先を選定。最終的に選んだサイト制作の依頼先は、ワンゴジュウゴとなりました。この選択について高木さんはこう話します。

    「僕自身は最初、別の会社に依頼しようと思ったんです。しかし、その意思を変えざるを得ないほど、ワンゴジュウゴさんから見せていただいたクリエイティブのクオリティは圧倒的でした。私どもが設定したサイトのペルソナは『キャンペーン担当の30~40代女性』。各社からこのペルソナにあったデザイン案を提示していただきましたが、ワンゴジュウゴさんからご提示いただいた、オレンジ色を基調としたデザインを見た時に『これは全然違うな』と思ったんです」

    「この感想は、社内のメンバーも皆同じでした。口を揃えて『ワンゴジュウゴさんのデザインが良いですね』と言うほど、クリエイティブに関しては段違いでしたね。我々が見て良いと思うということは、ターゲットであるお客様が見ても良いと思うということです。インパクトがあって、色使いがきれい。実際にキャンペーンに参加する方の姿すらイメージさせられるデザインは、間違いなくキャンペーン担当者に刺さるだろうというある種の確信がありました」

    そうしてサイト制作の依頼先をワンゴジュウゴに決めたという高木さん。コンペ開始前に重視していたマーケティング面は、専門的な知識を有する会社に別途依頼したそうです。

    「本当は、サイト制作からマーケティングまでワンストップで任せられる一社に依頼するのが理想でした。しかし、ワンゴジュウゴさんがデザインするサイトは、マーケティングと分離させてでも採用する価値があると判断しました。やはり、パッと見た時に惹かれるかどうかは重要ですので」

    綿密かつスピーディなコミュニケーションで課題解決

    そうしてサイト制作の依頼先を決定したのが2021年3月。提案よりも優れたサイトを制作するため、ダイオーミウラでは2つのポイントを重視したといいます。

    (1)50種類超のアイコン作成

    サービスサイトを通じたサービス内容の訴求方法について、高木さんはワンゴジュウゴのディレクターと綿密に打ち合わせを行い、豊富なアイコンを使ったデザインに行き着いたといいます。

    「前述の通り、弊社の強みは印刷物にあります。店頭のポスターや商品の陳列棚など、ユーザーさんが最初に接触する部分をご提供できるのが弊社のキャンペーンサービスの売りですが、その強みをいかにキャンペーン担当者に伝えるかという点を考えた時に、イラストで直感的に理解してもらうことが有効であると考えました」

    そうして生まれたキャンペーンのオプションサービスを表現するアイコンは、実に50種類超。ポップでキャッチーなアイコンの数々に、ダイオーミウラメンバーからは「7つのキャンペーン種類と、そこにひも付くオプションを一目で理解してもらいやすくなりました」と太鼓判を押していただいています。

    (アイコンイラスト一例)

    (2)スピーディなテキスト修正

    ご自身もWEBディレクターを務める高木さんにとって、気になるのはサイト内のテキスト。テキスト原稿をまとめるのに苦戦し、なかなか納得がいくテキストに行き着かなかったといいます。

    「WEBサイトを作る経験は数多くしてきましたが、それでもなかなか最初に修正がいらない原稿を出すのは難しいもので、かなり修正を入れさせていただきました。アイコンと組み合わせると修正したくなることもありましたね」

    「小さな修正を何度も依頼した」という高木さんですが、その間のワンゴジュウゴの対応には非常に満足されているとのこと。当時の制作メンバーからも「原稿作りは本当に苦労しましたが、最終的にはワンゴジュウゴさんが最後までサポートしていただけるという信頼がありましたので、不安はありませんでした」と、制作に行き詰まることなく進められたと評価していただきました。

    リニューアルをきっかけに受注先が全国へ拡大

    そうして制作開始から約3カ月後の2021年7月、新たなサービスサイト「キャンペーン缶DX」がリリースされました。鮮やかさで目を引きつつ、直感的にサービス内容を理解できるデザインのサイトは、早速成果につながったといいます。

    関東圏外の企業のキャンペーン支援を受注

    サービスサイト構築の最大の目的であった商圏の拡大について、早速成果が出たとのこと。全国の名産品メーカー様など今までお取引のなかったお客様からのご相談をいただくようになったといいます。こうした関東圏外からの引き合い増加について「会社にとってメリットが多い」というのは高木さん。

    「食品メーカーは他の産業に比べて地方に本社があるケースが多く、ネットを使わないプロモーションも活発です。キャンペーンのお話から印刷物の引き合いをいただくケースも多いのはうれしいですね」

    営業担当のプレゼンツールとして活躍

    本サイトはWEB経由でのキャンペーン支援サービスの窓口として認知が広がる一方、対面営業におけるプレゼンツールとしても活用されているといいます。営業担当との接点が多い小島さんは、次のような声を聞いているそうです。

    「営業担当からは『以前よりもお客様にキャンペーン支援の説明がしやすくなった』という声をもらっています。見積もりシミュレーションが付いているので、その場で具体的な提案をしやすいそうです。また、遠隔地で訪問しにくいお客様にもわかりやすく説明できるのが大きいですね。WEBからの問い合わせの入口としてだけでなく、弊社の営業ツールとしてもフル活用させていただいています」

    楽しみながらキャンペーンを設計できる「キャンペーンロボ組み立てシミュレーター」が誕生

    キャンペーン缶DXのサイト誕生から約1年半後の2023年3月。ダイオーミウラでは新たなサイト内コンテンツの拡充に着手されます。目的は「どこにもない、誰もやっていないキャンペーン設計サービスの提供」にありました。BtoBもネットで売っていくのが当たり前の時代。急増した競合との差別化を図るために、サイトの見せ方を変える必要があったと高木さんはいいます。

    「キャンペーンの市場もどんどん変化しており、OCRによるキャンペーンの読み取り、インスタントウィン、即時景品配布といった手法のニーズが高まってきました。そうした手法を取り入れたキャンペーンを、担当者の方が楽しみながら設計できると良いと考えたんです」

    キャンペーンの要素をロボットの部品に見立て、担当者がWEB上で組み立ててロボットを完成させるよう設計した高木さん。デザイン面、技術面で難易度の高いサイトになるという予想を踏まえ「これを作れるのはワンゴジュウゴしかない」と判断し、再びワンゴジュウゴへ声を掛けたといいます。

    親しみのあるかわいいロボットというイメージに基づくデザインや、ロボット工場をイメージさせる効果音を付けたいというダイオーミウラのオーダーを叶えた「キャンペーンロボ組み立てシミュレーター」が完成するまで半年ほど。「どのようにキャンペーンを構築したら良いのかわからない担当者さんが、楽しく構築できたら良い」という高木さんの願いを叶えるように、着実にサイト利用者は増加しています。

    理想のキャンペーン支援サイトの完成を目指して

    ここ数年で苛烈な競争が繰り広げられるようになったキャンペーン支援業界において、ダイオーミウラは印刷会社の強みを生かして異彩を放ち続けています。現在のサービスサイトを「さらにブラッシュアップしていかないといけない」と話す高木さんは、最後にワンゴジュウゴとの今後の関係についてこう話しました。

    「ロボットを完成させ、登録したクレジットカードで決済をすれば、すぐにキャンペーンをスタートできるのがキャンペーン缶DXの理想の姿。いつの日かそこまでたどり着くのが理想ですが、そのためにはワンゴジュウゴさんのクリエイティブの力が必要不可欠です。旧会社時代から長くお付き合いさせていただいていますが、ワンゴジュウゴさんはいつも私からの期待をこえてイメージ以上のものに仕上げてくれます。今後もどんどん企画書を投げさせていただきますので、またお力を貸していただけるとうれしいです。頼りにしています」

    キャンペーン缶DXサイトはこちら>>

    ◎取引先企業概要
    ダイオーミウラ株式会社
    https://www.dmps.co.jp/
    所在地:東京都豊島区北大塚1-14-3 大塚淺見ビルディング
    事業内容:情報コミュニケーション事業(プリントソリューション、ビジネスフォーム)、ラベルシステム・パッケージ事業(ラベルシステム、パッケージ・物流加工)

    ワンゴジュウゴサービスのご案内

    ワンゴジュウゴは、Web担当者がストレスなく運用できるCMSの構築を目指しています。一人ひとりのお客様に寄り添い、ヒアリング〜Webサイト公開/運用までノウハウを用いながら強力にサポートいたします。

    Webサイト制作についてご相談はこちら:
    https://www.wan55.co.jp/contact/

    Webサイト企画制作/運用サポート:
    https://www.wan55.co.jp/service/planning/cms/