今ではほとんど役に立たない、Webサイト制作の知識アレコレ

Webその他 マークアップ

2017.07.21(Fri)

こんにちは。ディレクターの渡邊です。

私がこの業界に入って早16年が経ちました。当初は今のようにディレクターやデザイナー、コーダーといった職種の垣根は曖昧で、業界未経験で入ったにも関わらず、いきなり色々な仕事を任せられたものです。tdとtrの区別もつかなかったのに、誰もが知っている超有名企業のコーディングを任されたり、gotoAndStop();しか書けなかったのにゲーム作りを任されたり…。
今となってはいい経験だったと振り返ることもできますが、いきなり見積もりを作らされて「安い!」と怒られたのはヒドかったと思います(笑)。

今回のコラムでは、この16年でせっかく覚えたのに今ではほとんど役に立たなくなってしまった知識を紹介したいと思います。

※あくまで個人の見解です。

テーブルレイアウト・spacer.gif

Web黎明期の定番のスキル「テーブルレイアウト」です。
テーブルレイアウトを知らない方のために説明しますと…当時のWebのレイアウトはCSSで組むものではなく、tableで組んでいました。表の中に画像やテキストを入れて、2カラム・3カラム等のレイアウトをしていたんですね。
また、格子状になっていない、ランダムにボタンが散らばっているようなレイアウトの場合は、tdの中に tableを入れ子にして、また更に…といった形で実現していました。
そのテーブルレイアウトに欠かせなかったのが、1×1ピクセルの透明なGIF画像=spacer.gifです。
どのように使っていたか…と言いますと、テーブル内に配置しセルの幅を“つっかえ棒”のように固定していたのですね。
今では、borderで線を描画するのが一般的だと思いますが、当時はtdを横1ピクセルにして線を表現していたりしました。
こんな感じです。

テーブルレイアウトはCSSの普及とともに、今では使う機会がほとんど無くなりましたが、HTMLメルマガのコーディングの際などに重宝していますし、tableのクセは体に染みついているので、現在でもtableを使って表を組む時には何気に役立っています。

marquee(マーキー)

一時期のWEBサイトではかなり流行っていました。テキストが横に流れる、アレです。

ブームが去った後は、「ダサイ」「胡散臭い」といった感じでかなり敬遠されていた印象ですが、最近でも『あえて』使うWebサイトもたまに見かけます。タグ自体はHTML5で廃止されているので、JavaScriptで実装しているようですね。

GIFアニメ

これも当時は当たり前のように使っていました。最近でも割と見かけますが、一般的には『今ドキ?』な印象かと思います。
ブームが去って、落ち着いて、どうしても必要な場合にのみ使われている印象です。
Webサイトではほとんど使われなくなりましたが、数年前に動く写真シネマグラフとして流行りました。

凄いクオリティなので『これ本当にGIFアニメなの?』と当時は衝撃を受けました。
数年前、ディレクター兼コーダーだった自分に『こんな感じの作って!明日のプレゼンに使うから。』と当時の会社の社長(上司)に言われたときは「こいつヤベェ…」と思いました(笑)。

Lingo

「Lingo」と聞いてわかる方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
「Lingo」とはShockwaveを作るためのツール『Director』で使用するプログラミング言語です。
当時、Shockwaveを使用したゲームを作ることになり、慌てて覚えた最初のプログラムです。
Flashの隆盛とともにさっさと乗り換えました…。あっという間に消えていったと思っていましたが、調べてみると2017年1月27日までは、販売・サポートをしていたようですし、インターネット上の3Dゲーム制作には結構使われていたようです。

Adobe Director

おまけ:マウスボールの掃除

わかる人はわかると思うんですけど、マウスボールの掃除がすごく楽しかったです。パカッととってコロコロを洗剤でよく洗って、マウスの中のローラーを爪楊枝とかクリップを伸ばした先とかで汚れを落とすのが仕事の合間のいい気分転換になっていました。またやりたいです。

まとめ

20年そこそこの業界ですが、流行り廃りの流れが非常に早い業界なのではないでしょうか。
今覚えたことが数年後には役に立たなくなると考えてしまうと、残念な気持ちになってしまうこともありますが、覚えたことはちゃんと次の技術につながっているので、全くの無駄にはならないと思っています。テーブルレイアウト然りLingo然り、あとActionscriptも…。

何だかんだで、技術はつながっているんだと思います。今の技術が数年後に違うカタチで花開くこともあるかも知れません。そんなことを考えたりするのも面白いかも知れませんね!