花火に関するエトセトラまとめ!(2014年花火大会スケジュール付)

  • 雑学・時事ネタ

こんにちは、ディレクターの渡部です。

最近、週末に街を歩いていると浴衣姿の人をよく見かけます。
夏休みに入り各地でお祭りや花火大会が開催されているようです。
私の地元でも花火大会が行われ、電車は大変混雑していました。

毎年、人の心を虜にする花火大会。
そのルーツと魅力を調べてみました。

花火

神事から娯楽へ

文献に残る最古の花火大会は東京の隅田川で行われた「両国の川開き」。
この「両国の川開き」は前年に起きた大飢饉で失われた
多くの犠牲者の鎮魂のために、1733年に八代将軍徳川吉宗が行ったものです。
聞きなれないかもしれませんが現在行われている「隅田川花火大会」の
ルーツとなっています。
昭和37年から一時中断していましたが、
その後人々の手により昭和53年に「隅田川花火大会」と名を改め復活しました。

伝統の鍵屋。技術の玉屋。

よく花火大会で聞かれる「たまや~、かぎや~」の掛け声
これは江戸時代に活躍した2大花火師の屋号に由来します。

川開き花火の隆盛とともに名を高めていった鍵屋。
その鍵屋から技術の高さを認められ、のれん分けを許された玉屋。

玉屋は鍵屋をしのぐほど人気でしたが、天保14年に火事を起こし、
江戸払いの処分が下され追放されてしまいます。

一代限りで玉屋は姿を消しましたが、
その高い技術と花火の様にパッと散った事から
「たまや~」の掛け声だけが残ったようです。

ちなみに鍵屋は現在まで続いており
15代目当主は天野安喜子さんという女性花火師さんが襲名しています。

打上げ花火の種類は

打上花火は、大きく分けて「割物(わりもの)」「ポカ物」「型物」に分類されます。

上空での爆発時に内包する割薬によって玉殻が粉砕され、
中身の星を円形(球形)に飛ばすことのできる「割物」に対し、
玉殻が合わせ目で2つに割れ星が均一に飛散しないものが「ポカ物」。

「割物」の中でも1つ1つの星が尾を引くものを「菊物」、
尾を引かないものを「牡丹物」といいます。
「割物」の変形で、動物や昆虫、アニメキャラクターなどが浮かび上がる花火を「型物」といいます。

最後に東京近郊で近々行われる花火大会をまとめてみました。

2014年花火大会スケジュール

8月2日 いたばし花火大会 東京都板橋区
8月2日 エキサイティング花火 江戸川区花火大会 東京都江戸川区
8月2日 青梅市納涼花火大会 東京都青梅市
8月5日 江東花火大会 東京都江東区
8月9日 奥多摩納涼花火大会 東京都西多摩郡奥多摩町
8月10日 伊豆大島夏まつり花火大会 東京都大島町
8月10日 東京湾大華火祭 東京都中央区 晴海地区
8月16日 日刊スポーツ主催神宮外苑花火大会 東京都新宿 明治神宮外苑
8月24日 映画のまち調布"夏"花火(調布市花火大会) 東京都調布市