SNS運用を始める前にも大切な「ペルソナ分析」

  • マーケティング

営業推進室の武田です。
普段は社内のマーケティング担当として業務に携わっています。

さて、弊社ではWan Work Web(ワンワークウェブ、以降WWW)という求人サイトを運営しています。また、サイト運営だけでなく、SNSTwitterFacebookInstagram)の運用も行っています。SNS運用を行っている中でも特に重要だと感じたのがフレームワークを用いた環境分析です。

今回はその中でも私が取り組み、効果のあったフレームワーク、「ペルソナ分析」についての説明と事例を紹介したいと思います。

目次

  1. ペルソナ分析とは
  2. ペルソナ分析をやり始めたきっかけ
  3. 実際のペルソナ分析の例
  4. 最後に

ペルソナ分析とは

商品やサービスを利用してくれる理想のユーザー像のことを「ペルソナ」といいます。その分析を行う際は、あたかもその人物が本当に存在するかのように、名前、性別、住所などの基本情報から、趣味や生活スタイルなど詳細な情報まで設定し、ペルソナを作成していきます。1人のペルソナを作成するだけでなく、商品やサービスの内容によっては複数のペルソナを作成する必要があります。

また、1度作成して終わりではなく、実際のユーザーとかけ離れている場合もあるのでその都度変更していくなど注意が必要です。詳細なペルソナを作成し、チームメンバーと共有することで、よりターゲットが明確になり、ユーザーへの理解が深まります。

ペルソナ分析をやり始めたきっかけ

WWWのSNSアカウントを開設し、順調にフォロワー数を伸ばすことが出来ていた私たちマーケティングチームですが、一定のところでフォロワー数が伸び悩むようになりました。また、インプレッション(表示回数)やユーザーからの好感やリアクションを表すエンゲージメント数もイマイチ伸び悩みました。

そこでただフォロワー数を増やすことや投稿をしていくということではなく、しっかりとユーザーの分析を行うことになり、ターゲットを明確にする目的のために、ペルソナ分析を始めました。

実際のペルソナ分析の例

実際に私たちが行ったペルソナ分析の一例が以下になります。

WWWペルソナ分析1

WWWペルソナ分析2

上記のように細かく項目を設定し、自分たちのターゲットに沿って、チームメンバーで話し合いを行いながら架空の人物像を設定していきました。収入や会社規模なども実際に存在していることを想定し、ネット上でも情報収集をしながら、趣味や生活スタイルも実際の年齢層の方に聞くなどして項目を設定しました。

このように細かく取り決めることによって、自分たちが狙っていきたいユーザー像がより明確になります。これは今後どのようなアプローチしていくかを決める次の施策に向けても重要な分析の材料になります。

さらにこの分析をもとに作成した人物が実際にSNSで検索しそうなワードやハッシュタグを書き出し、それぞれのワードの検索ボリューム等を調査して順位付けを行っていきます。そうすることで自分たちのターゲットに沿ったフォロワーを選別し、新規フォロワー獲得に向けた投稿の方向性を定めていくことができます。

キーワード表1

最後に

ペルソナ分析を行うことでよりターゲットとなるユーザー像を明確にし、ユーザー像をチームメンバーと共有することができます。また、今後増やしていきたいフォロワーの層や、投稿していく内容の方向性を定めていく1つのきっかけを知ることができます。これからSNS運用を始めようとしている方はまずこうした分析を始めてみてはいかがでしょうか。

また、弊社では「SNS運用」のサービスを行っております。「受託型」や「常駐型」、「トータル運用のサポート」や「部分的なサポート」などご要望に併せてお選びいただけるような幅広い運用の支援体制があります。現在SNS運用にてお悩みのある方はぜひ下記ページをご覧ください。

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