SNS全盛期到来!企業の運用担当者たちはSNSをどう戦略的に考えて企業活用しているのか。SNS運用サービス座談会

ステイホームなどおうち時間の過ごし方で急激に増えたSNSの利用。今では企業のウェブマーケティングを考える際、ホームページやウェブサイトと同様にSNSを運用して認知や集客を高めることはもはや必須になりつつあります。そんなSNSの全盛期とも言える今、弊社で企業に常駐しているSNS担当スタッフや受託でクライアント課題を解決しているスタッフに企業のSNS運用をテーマに、ざっくばらんに語ってもらいました。

メンバー紹介

Y・WSNS運用・制作
飲食企業に常駐、TwitterとInstagramアカウントのテキストライティング、画像作成など運用を担当。最近動画制作にハマり、動画クリエイターの才能を開花させつつある。
H・SSNS運用・分析
飲食企業に常駐、TwitterとInstagramアカウント運用に加え、競合比較や反応分析、提案などを担当。スマホで自分の利用時間レポートを見てみたらほとんどがYoutubeでした。
Y・KSNS企画・提案
エンタメ企業に常駐、主にTwitterでのイベント告知やフォロワー獲得などの企画や施策提案をメインに運用を担当。妹思いの長女。
R・TSNS企画・ディレクション
SNS運用サービスの受託担当。企画立案からディレクション、分析まで幅広く担当。趣味はサッカー観戦、休日2〜3試合をハシゴで見るほどの熱狂的サッカーファン(フーリガン)。
H・Iセールス
SNS運用サービスの担当営業。Netflixの利用頻度が高い。面白い作品を教えてください。
N・Oセールス
SNS運用サービスの担当営業。趣味はゴルフとキャンプ、最近ベランピングにも興味津々。
SNS運用は「投稿」だけでなく企画の「立案」から「反応分析」「提案」まで
N・O
皆さんの普段の業務内容を教えてください。
Y・W
飲食業界のクライアント様先に常駐してTwitterとInstagramアカウントの運用、更新を行っています。クライアント様が所有しているブランドによってSNSアカウントも分かれており、私はTwitterを3アカウント、Instagramを2アカウント運用させてもらっています。各ブランドの担当者の方と打ち合わせを行い、投稿内容や投稿のスケジュールを決め、それに沿った形で運用を行っています。日々の業務としては、投稿する内容の原稿作成や画像作成を行い、作成したものを担当の方に確認していただき、了承を得たら投稿するという流れになっています。
N・O
投稿内容の企画から原稿、画像の作成、実際に投稿までされているんですね。5アカウント運用されているとのことですが、1人で対応されているのですか?また内容が混ざったりはしないですか?
Y・W
基本的には1人で対応しています。また特に内容が混ざったりはしないですね。各アカウントで投稿の反応を計測しているのですが、反応の良かった内容のものは他のアカウントの参考にするなどして取り組んでいます。
H・S
私も同じクライアント様に常駐する形でTwitter、Instagramのアカウント運用、更新を行っています。更に投稿の分析を併せて行っています。毎月の振り返りという形で主にTwitterの投稿をTwitterアナリティクスという機能を用いて分析したり、その他分析ツールを使いながら競合アカウントのとの比較、分析を行い、レポートにまとめています。また、Twitter上で行っているキャンペーンの進行管理や当選者の方とのやり取り、応募者様からのお問い合わせ対応なども行っています。
R・T
私の場合は採用サイトを運営しているクライアント様からの受託という形で、主に投稿内容の企画立案をしています。実際の投稿の内容を考えたり、投稿の作業はクライアント様で行っていますが、投稿内容に関するアドバイス等も行っています。また、投稿後の反応の分析も行っています。分析の結果から効果的な企画を考え、クライアント様に提案をしています。
Y・K
私はエンタメ業界のクライアント様に常駐し、SNSアカウントの運用業務を行っています。クライアント様が行っているサービスの認知度拡大や開催しているイベントの集客を目的としたSNSアカウントの投稿内容の企画立案から投稿内容、画像の作成、実際の投稿、投稿の分析まで行っています。どうやってフォロワーを増やしていくか、イベントの参加まで繋げていくかということを考えながら、企画の立案や投稿の作成を行っています。
H・I
企画の立案、投稿の分析だけを行っているパターンもあれば、企画の立案から投稿の作成、投稿後の分析と運用トータルでサポートしている方もいらっしゃるんですね。
SNS運用における知見を広めていくための方法
N・O
皆さまそれぞれ企画の立案や分析などを行っていますが、普段からSNSアカウントの調査や知見を広げるために行っていることなどあるのでしょうか?
Y・W
自分のための勉強用のアカウントを作成して、競合他社さんのアカウントや投稿を見たり、全く違う業界のアカウントを見てみたりと幅広く観察して自分たちのアカウントにもできそうなことや参考になりそうなことがあれば会社の方に共有するなどしています。
R・T
私はSNS上でのターゲットのユーザーが割と明確になっているため、ターゲットのユーザーのアカウントを観察して、どんな投稿に興味があるのか、ターゲットの方がどんな投稿をしているのかということは見るようにしています。ただユーザーによって興味のあることや求めている情報が違ってくることもあるので、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。
Y・K
私の場合はターゲットがエンタメ好きな人、自分と同じような人たちがターゲットなので、日ごろ何か行っているというよりかは自分の感性や好きなものがそのままターゲットにも同じように当てはまっているんだなと感じています。自分の好きな内容のものを投稿したら、投稿の反応が良かったという経験もあるので、自分の感性を大切にしてターゲットの方と同じ目線でという気持ちを忘れないように心がけています。
H・I
皆さんこの方法が確か!というものではなく、担当しているアカウントの業界や立場によって情報を得る手段やターゲットとの関係性によって自分たちが必要となるものも変わってくるんですね。
SNSのウェブでの立ち位置は「事業の成果に繋がる」重要な要素に
N・O
SNS運用を行っている中で、クライアント様からどのような評価をいただいていますか?
Y・W
最近は、投稿の質が上がってきている、この調子でより良くしていきましょうとお声がけいただきました。自分たちがSNSアカウントの運用に携わらせていただいてから、ユーザー様からの反応が良くなったり、フォロワー数なども増えてきています。ユーザー様から好意的な返信をいただいたり、いいねの数が増えたりなど。ブランド力向上というクライアント様の事業の成果に繋がっている実感はあります。
H・I
SNSを使ってブランディングを行っていくということはどこの企業も取り組んでいることですからね。
R・T
自分の場合はSNSアカウントがない状態からのスタートだったので、やればやるほどフォロワー数が伸びていき、反応もいただけるようになりました。またクライアント様先で行っているイベントやセミナーにSNSの投稿きっかけで参加されている方も増えてきています。SNSアカウントの運用を始めて約1年になりますが、今もなおSNSアカウントの運用を任されているので、ある程度クライアント様から評価をいただいているのではないかと感じています。
ノウハウを蓄積するだけでなく周りに共有することの大切さ
N・O
今後企業がSNSをさらに活用していくと思いますが、今SNS運用に携わっている立場として、今後さらにどのようなことに組んでいきたいですか?
Y・W
今SNS運用に携わっている中で、SNSの勢いや需要が日に日に増しているなと感じています。今後SNSアカウントを運用していく企業さんもさらに増え、SNSアカウントを運用できる人材の需要も増えてくると思います。その時に自分たちが培ってきた知見や経験を活かしながら、この先うちの会社でSNSアカウントの運用に携わっていく人たちを増やしていけるように、自分たちの経験や知見を伝えていけたらなと思っています。
H・S
なかなか企業のSNSアカウントを運用する機会もないことだと思うので、幅広く柔軟にいろんな経験を積んでいきたいですね。その中で得た経験をアウトプットとして様々なクライアント様に還元できるようにしていきたいですね。
H・I
SNS運用の需要が高まっている中、そういった経験やノウハウを蓄積していくだけでなく、それを周りに共有していくことも非常に大切ですね。
R・T
私はまだSNS運用に携わってから約1年なので、もっと自分自身の知見や経験を積んでいきたいです。確かにSNSアカウントがない状態からスタートして順調にフォロワー数なども増えていましたが、さらに勢いを増していくためにも、今まで成功した企画をやっていくだけでなく、自分たちと関係ないような業界のアカウントも観察してアイデアを得るなど視野をさらに広く持ちたいです。